(Q) | 設立から現在までの歩みについて説明していただけますか。 |
(A) |
産官学連携を図る大学の機関である同志社大学リエゾンオフィスによる公認サークルで2003年に設立されました。「ベンチャーマインドの発信と育成」を目的として、一般学生のベンチャー精神を高めて、起業を支援するために活動しています。
2004年から開催している “Doshisha NewIsland Contest”というビジネスプランコンテストに力を入れています。ビジネスプランコンテストは、優勝賞金30万円を目指して例年約30プランが激戦を繰り広げます。一般学生にとってのベンチャーのハードルを低くし、身近なものとして勉強してほしいと思います。 |
(Q) | 現在の活動状況はいかがですか。 |
(A) |
現在メンバーは、約30名。活動拠点は、京田辺キャンパスであり、1回生、2回生の15名が常時活動しているメンバーです。3回生になると、今出川キャンパスに通うため、京田辺キャンパスに集まる機会が極端に減ってしまうので、主要活動メンバーからはずれていますが、イベント本番のときにスタッフとして参加していただきます。
今年のビジネスプランコンテストは、12月20日(土)午後1時から5時まて、今出川キャンパスで開催します。参加者は約100名です。
ビジネスプラン応募は、11月中頃が締切で、応募資格は、団体メンバーの半数以上が同志社大学の学生であること。12月初めに、予選を行い、プレゼン発表していただきます。去年の場合、予選で22チームがプレゼンを行い、本選に6チームが進みました。審査員には、経営コンサルタント会社の社長、協賛をいただいている銀行の役員さんたちがおられ、1等賞金30万円をかけて実施します。
また、9月にプランニングの基礎を学ぶ“Business Summer Program” という合宿を開催しています。これは、琵琶湖にある大学のセミナーハウスを借りて2泊3日で実施し、65名が参加し、グループに分かれて、ビジネスプランを作りました。
10月中旬から5週に渡って、今出川キャンパスと京田辺キャンパスで、毎週それぞれ1回ずつ(今出川:火曜、京田辺:水曜)ビジネスプランを作成する講座を開催しています。講師は、経営コンサルタント会社の方をお呼びしています。
ビジネスプランコンテストでの優勝は、直接起業には結びつかないのですが、2005年優勝者は、審査会場におられた方から資金を提供されて、起業されています。
同志社大学では、田辺キャンパスの近くに、ベンチャー支援のために、パソコンや机を配置したインキュベーション施設を設置しています、
きゅうたなべ倶楽部とは、共通の参加メンバーもおり、それぞれの主催行事への協力を行っています。 |
(Q) | これからの夢、ビジョンについて語ってください。 |
(A) |
「ベンチャーマインドの発信と育成」を理念とすることは変わりません。各年度の活動方針は、そのときの主要メンバーで考えて進めることにしています。
今年の活動方針は、今の2回生が考えましたが、来年度の活動方針は、現在の1回生に考えてもらおうと思います。 |
(Q) | 課題・悩みはありますか。 |
(A) |
一般学生に対して講座を開催するに当たって、私たちスタッフが参加者と同じ立場で参加するのではなく、より高いスキルを持って望みたいと考えています。これまでからメンバーが独自の勉強会を実施し、切磋琢磨していますが、専門的なビジネススキルや、イベント企画や広報のためのスキルをもっと学びたいと思います。
そのためには、専門の知識、技能を持っておられる講師を呼びたいのですが、会員から集める会費だけでは講師を呼ぶお金がないのが現状です。 |
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| (今回の訪問を終えて) |
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同志社大学リエゾンアフィスと連携して、学生のベンチャーマインドの育成を目的に、ビジネスプランコンテストなどのイベントを開催している団体です。
イベント企画や広報などの青少年活動に必要なスキルアップについては、ゆめっと京都としても応援したいと思います。 |