取材した日は、府立山城勤労者福祉会館、いづみ児童館、多賀小学校で事業を開催されており、対応していただいたお二人に3箇所を案内していただきました。 |
|
(Q) | IDEゆうゆうスポーツクラブの設立から現在までの歩みについて説明していただけますか。 |
(A) |
平成11年に、井手町で活動する総合型地域スポーツクラブとして誕生しました。井手町におけるスポーツ活動の振興、会員の健全な心身の育成、地域社会の生涯スポーツの発展と地域コミュニティの形成に寄与することを目的に活動してきました。今では、地元で「ゆうゆう」という愛称で、誰でもが知っているクラブになりました。会費は、一人年間2,000円で、イベント等によっては、別に材料費等が必要です。会員は、希望の種目を選んで楽しんでいます。 |
|
(Q) | 現在の活動を教えてください。 |
(A) |
毎月第2第4土曜日の午前中に、井手町内の数カ所で、スポーツ教室を開催しています。各会場には、それぞれ地域の小学生が参加しており、中学生や高校生のボランティアが来てくれています。立命館宇治高校からは、1年生の授業で、土曜講座の一環として、3か月間ボランティアで来てくれていました。また、地元の中学のクラブからも手伝ってくれています。IDEゆうゆうスポーツクラブは、スポーツ教室だけでなく、世代交流、地域交流のイベントや文化教室を開催したり、休耕田をお借りしての農園活動も行っています。農園では、子ども達が田植えから稲刈りまで行い、作った餅米で餅つきをしたり、お年寄りとの交流事業として、しめ縄作りを行っています。 また、荒廃した竹林の再生にも取り組み、竹の間伐を行い、たけのこ掘りを楽しんだり、竹炭を作ったりしています。去年には、竹の筏で木津川を下りました。水面から見る眺めは、子ども達にとって珍しい光景だったようです。竹を焼いたときに採れる竹酢液は、田んぼに使っており、稲の実りがよいと言われています。平成21年、8月5日から7日、2泊3日で、「IDEゆうゆうアドベンチャー」という事業を実施しました。バス2台を貸し切って、井手町を出発して、京丹後市網野町まで行って来ました。網野町のスポーツクラブとの交流や、臨海学習、キャンプファイヤー、文化交流、竹細工など盛り沢山のプログラムを実施しました。 |
|
(Q) | 課題・悩みはありますか。 |
(A) |
夏のアドベンチャー事業は、京都府の地域力再生交付金で実施できましたが、冬のスキー教室は助成対象にはなっていません。スキー教室も、貸切バスで移動するため、お金がかかるので、二次募集に応募して、ぜひ助成してほしいと考えています。 ゆめっと京都からも、助成金やスタッフ派遣してもらえるとありがたく思います。 |
|
| (今回の訪問を終えて) |
|
京都府の南部地域で、スポーツだけにとどまらず、地域との様々な交流を積極的に進めておられる団体です。ゆめっと京都としても応援していきたいと思います。また、今回案内していただいた村田さんから、近々に取り組まれるイベントの紹介がありました。村田さんは、IDEゆうゆうスポーツクラブと共同で竹林の再生事業に携わっておられるNPO法人エコ井手創造プロジェクトの理事でもあり、京都たけプロジェクト主催の「世界記録に挑戦!そうめん流し大会」にも関わっておられます。平成21年9月23日(水)、井手町万灯呂山の山頂付近からふもとまで、世界最長3000m の竹のそうめん流しに挑戦されるということで、チラシをいただきました。新聞報道によれば、今回は途中で水がなくなって流れきらなかったようです。 また挑戦されると思いますので、引き続き目が離せませんね。京都府の南部地域で、スポーツだけにとどまらず、地域との様々な交流を積極的に進めておられる団体です。ゆめっと京都としても応援していきたいと思います。 |