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平成23年度 活動交流事業「青少年団体を訪ねて」
  ゆめっと京都は、府内で活躍する青少年団体・グループを訪問し、活動内容や夢や悩みを取材し、その結果を基にして、各地域での活動報告会を開催することにより、青少年団体・グループを支援しようと考えています。
  今回は、青少年団体・グループ「京都でできることを考える会」が主催する「2.11東北支援サミットin京都」を取材しました。
  第1回 京都でできることを考える会

    2012年2月11日(土)13時からの「2.11東北支援サミットin京都」を取材してきました。
  このイベントは、京都で震災復興支援活動をしている人に横の繋がりを持てる場を提供することで、それぞれの活動を活かしてもらおうと、立命館大学生の井上健吾さんと吉井惇さんによる「京都でできることを考える会」が主催するものです。
  会場となった「魔法にかかったロバ」は、毎日昼も夜も店長が変わる日替わり店長の店で、吉井さんと井上さんも、月2回土曜日の昼間に、「東北からの料理と雑貨najon」という店を担当しています。

  当日、12時30分に到着し、13時の開会時刻までの間に、参加者に参加動機などを伺いました。
  参加者は、京都、大阪、滋賀の大学生や社会人で、昨年9月に東北へボランティアに行った大学生は、できることが限られていて、もどかしさを感じており、今後どのような関わりをしていけばよいか、参加者がどのように考えているかを知りたくて参加しており、また、東北へは行かずに、募金活動や物資の援助に関わっており、このイベントでいろいろ話を聞きたいと思って参加した若者もいました。

  いよいよイベント開始。定員30名を超える若者で、会場は、満員状態。参加者は、5つのグループに分かれて着席。軽く自己紹介した後、テーマに沿って、意見を出し合い、ポストイットに書き、模造紙に貼りつけて、意見を整理するという方法で進められました。テーマは、「震災が起こって感じたこと」「京都でできることはあるのか」の2つ。
  あいにく、私は、別の用事があったため、初めのセッションだけで退席しましたが、活発な意見交換ができたようです。

  主催者のブログによると、1つめのテーマ「震災が起こって感じたこと」では、震災直後や現在、これからについてなどそれぞれの率直な思いがたくさん出た中で、無関心である事が問題で、離れていても「ジブンゴトカ」する事が大切だと感じたそうです。
  次に、2つめのテーマ「京都でできることはあるのか」では、できることはたくさんあるけど、参加者の中で共通していたのは、「発信し続けていく」だったようです。
  自分の身の回りで発信していくことで、相手に対しても自分の中でも東北の事を「ジブンゴトカ」し、行動していく。
  小さなことかもしれないけど、こういった事を継続していく事が必要なはずです。そのような意味でも、今回のサミットは自分の意見を発信しそれらの意見を共有することができたと述べています。
  事業終了後に、参加者から、「自分の意見を発表し、他の参加者の意見を聴くことで、いろんな視点があることへの気づきがあった」「意識の高い積極的な参加者と出会ったことにより、何かしたい、しなければいけないという思いに掻き立てられた」という感想をもらいました。

  主催者の井上健吾さん、吉井惇さんは、こう振り返っています。
  「人により色々な意見があり、色々な活動をされている。それらを知る事で、刺激になったり新たな行動に繋がる事もあると思います」
  「こういった場を提供し続けていく事で、多くの団体や個人の繋がりを増やし、より良い活動をしていってもらいたいと考えています」
  「皆さんの熱い思いが今後の震災復興支援には必要です。共に頑張っていきましょう!」


  彼らのこれからの活動に期待するとともに、ゆめっと京都としても、引き続き、団体や個人のつながりを広げて、よりよい未来を目指していきたいと思います。

    訪問者      仲副代表