ゆめっと青年塾 第2回体験講座「オモシロ・やましろの国」
(平成13年11月17日(土)、18日(日)に、京都府の相楽郡に開催)
 昨年度実施した『京都解体新書』シリーズの4回目として位置付けた今回のプログラムは、京都府南部(山城地域)をテーマに設定しました。
 京都解体新書シリーズとは、京都にイメージされがちな「伝統」「寺社」「古都」といった固定的なイメージをこえて、京都を様々な視点からとらえ、素材の持つ多様性を総合的に学ぶ企画です。
 今回は、山城地域に馴染み深い、京都府企画環境部の青柳さんにコーディネートして頂き、2日間という短期間で、山城地域をぐるーと巡り、歴史・風土・地場・先端産業を体験的に学習することができました。
 1日目、山城郷土資料館で山城地域の歴史を学び、加茂町の恭仁京跡を見学し、かつての都を思い巡らしました。その後は、一路、南山城村へ。
 昼過ぎに着いた一行を迎えてくれたのは、童仙房地区のみなさん。豚汁、炊き込みご飯、焼きシイタケ、手作り漬け物などなど、婦人会の方々が前日から一生懸命準備されたもので、とてもおいしい。畑から引いてきたばかりのセロリも、生でかじると、これまた、すばらしい味。
 次に、和束町へ。まずは茶業青年団の方々に、茶香服を教えていただきました。お茶を飲んで、その銘柄、産地を当てるというもので、全国大会もあるそうです。
 夜は、和束山の家にて、地元学というテーマでお話を伺いました。
 2日目、引き続き、和束町にて「わらじ作り、しめ縄作り」を教えていただきました。かっては農閑期の家内作業だった「しめ縄づくり体験」では、普段接する機会が少ないお年寄りと、手から手への世代間を超えたコミュニケーションが図れました。午後は、加茂町プラネタリウムと木津町光の科学館ふぉとんを見学し、学研都市の一面を知ることができました。
 
 
平成13年度ゆめっと青年塾 第2回体験講座(京都解体新書第4章)
「おもしろ☆やましろの国」 開催要領
 
主催 京都青少年ゆめネットワーク"ゆめっと京都"
趣旨
 京都解体新書シリーズは、京都にイメージされがちな「伝統」「寺社」「古都」といった固定的なイメージをこえて、京都を様々な視点からとらえ、素材の持つ多様性を総合的に学ぶ企画である。
 今回は京都府南部(山城地域)をテーマにし、茶産業を主とする木津川右岸地域と学研都市を中心とする木津川左岸地域の双方を訪ね、両地域の過去、現在、未来を知り、その特徴や現在の取り組み、京都全体や関西圏との関わりについて探るとともに、地域で活動されている方々との交流を広げる。
日時/場所
(1) オリエンテーション 11月7日(水) ウイングパル京都
(2) 現地訪問

11月17日(土)、18日(日) 京都府山城地域(加茂町、和束町、南山城村、学研都市方面)

(3) ふりかえり 12月5日(水) ウイングパル京都
コーディネーター 青柳 良明氏 (京都府企画環境部文化学術研究都市推進室 主幹・計画調整係長事務取扱)
協力団体
京都府山城郷土資料館
南山城童仙房地区
木津川フィールドミュージアム推進会議
和束町商工会
わづか有機栽培茶業研究会
上嶋産業
加茂町プラネタリウム館
きっづ光科学館ふぉとん
(行程順序、敬称略)
プログラム

オリエンテーション

(11月7日)

 コーディネーターの青柳さんから、地域の特徴などについてお話いただき、本企画で実際に現地と触れて事前知識を実感する。

現地訪問 1日目

(11月17日)

午前 府立山城郷土資料館見学、古代の都・恭仁京跡見学
午後 開拓村・童仙房到着、昼食交流会、和束青少年山の家到着、お茶の飲み比べ・茶香服体験
地元学(和束町商工会、わづか有機栽培研究会)

現地訪問 2日目

(11月18日)

午前 和束町にて、しめ縄作り・わらじ作り体験
午後 加茂町プラネタリウム館、和束町の星空をスライドで上映、きっづ光科学館ふぉとんにて光の実験

意見交換会

(12月中頃)

 企画全体を通して感じたことを参加者相互に話し合い、今後に繋げる。
対象 京都府内に在住、在学、在職の18歳〜40歳までの青年 20名
参加費 5000円 (交通費、宿泊費、オリエンテーション、意見交換会を含む)
 
 
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